最終 岡部線を堪能する。

晴天の絶好の探索日和となった昨日、阿形軍団としては最終となる駿遠線徒歩全線探索の大手〜駿河岡部迄の「岡部線」探索に参りました。

午前9時前に愚宅に集合した男5人が車に乗り込み駿河岡部駅である「町民センター」を目指しまっしぐらです。
 (可愛い女の子がいたらなんて考えてはいけませんね・・・)

このコースは大手からですが先生とO氏とで歩いた事が有りましたが今回軍団として岡部から出発しました。
何分、昭和11年の廃止線ですので運行時を覚えている方は皆無的ですし、各地区で大規模な都市計画が進んで居り数年前をも辿る事が困難な地域も存在する。

以前、広幡地区の古老達が昭和7年の「土地宝典」を基に当時のゼンリン地図に書き落とした図面を頼りに進んで行きました。
まあ、これが無ければ不可能に近いくらいでしょう。

町民センターからは小学校のグランドをやや北西に進路を取り(どこかで聞いた事が有る様な・・・)
進んで行きますが住宅地の中を進みますので横から眺めるだけしか出来ません。
そして、KOマートを過ぎるとお〜 そこに僅かにしか残っていない廃線路が見えてきました。

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恐らく私道であろうと思われる廃線路は真っすぐ進み高田薬局に吸収されてしまう。

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余談ですがこの交差点を左に折れるとかの知る人ぞ知る「ミュゲ」があります。
話しをすると、U氏とI氏はすかさず買って行った事はエピソード2である。

え〜今回はケーキのお話ではなく「岡部線」なので話しを戻し、高田薬局から西に進んだ岡部線は工場群を突抜、バイパスをも突き抜けて、最初の駅である「横内駅」を目指します。

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国道1号線を走って行くと内谷のインターから程なくした所に「サークルK」があり。その背後に巨大な樹木が見えます。
そうです、ここが「横内駅」なんです。

この地区も大きな変容を遂げた地区でその廃線路を追う事は不可能な地区です。

ちょっとフィードバックしますが、バイパスを超えた所に斜めの線(敷地)がありました。
I氏の見聞です。後から地図を確認するとこのブロックに沿って廃線路は続いております。
 (確認は取れてませんので恐らくと言う事で)

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やがて、眼前にこの路線最大の難関であった「朝比奈川」を迎えます。
その当時、蒸気機関車も音色?が「シャッキンバッカシ シャッキンバッカシ」と聞こえた逸話が残って居ります。

川を渡った岡部線は現在有る道の南側(辿る事は不可能)を進み。(尚、この歩ける道が廃線路である話しがありますがこの道は違いますので・・・)やがて右前方に今回の最大テーマであった野原商工を見据えます。
岡部線はここから北西にカーブして交差点辺りから野原商工の中に入って行きます。

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ここにサッカー用?のグランドが有り通路よりは小高くなっております。

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前回、これを勘違いしました。

宝典の読み違いと以前そんな記事を目にした様な気がする、又中には入らず外側からしか見ていなかったので将に思い違いでしたね。
探索でやってはいけないのが「群盲 象を 撫でる」です。
少ない情報ではその全ては判断出来ません。
やっちゃったんです!
でも。良き経験です。
これを発見したのがこの地区初侵入のU氏です。
初めて故冷静な目で見る事が出来たんですね。

そこから葉梨川を渡り(取り付け道路)広幡地区に入って行きます。
この地区には車でも通行可能な生活道路としての廃線路が残って居ります。
が、それもつかの間の夢。
住宅地に突入して大回りを余儀なくされます。

地区の古老からお話を聞く事が出来、その畑からは石炭等が出て来たとの事です。
やがて、ぐるぐる大回りをして「八幡橋駅」に到着です。
それを証明するかの標識が風雨に耐えかね今にも崩れ落ち粗になっております。

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村の中心地であったこの駅は個人宅となっておりますが、
向かえのお宅の進入路とこのお宅の玄関迄の空間が廃線路です。

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そのまま西に進んだ岡部線は住宅地の中をあっちでお邪魔、こっちでお邪魔して
最大の難関値である水守地区に入ります。
全線の中でこの「水守駅」が一番解りにくい駅ではないでしょうか。


幸い、この場所には建物が建っていないのでまだ解り易いが近い内に住宅が
建設されるだろう。
縦看でも立ててくれれば嬉しいと思うのは当方だけだろうか。

ここで嬉しい昼食タイムとなります。
今回は手近い所で「すきや」をチョイスしました。
歩いたのでおなかが空きましたね。久々に「メガ丼」としました。
う〜ん 満足感たっぷりです。肉 肉 肉〜〜〜

さあ、のこりの区間目指しスタートです、
カーマをぐるっと回り製茶屋さんの所から本来「軽便通り」と称された小道が数年前迄は有りましたが押し寄せる宅地化の波に飲み込まれて壊滅状態です。
かろうじてキャタピラーの向かいに何とかその姿を止めて居りますが何時の日なんでしょうその壊滅の日は。

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キャタピラーから玄関を抜け国道一号線を渡った岡部線はこれも中央幹線の登場で移転を余儀なくされたホンダから進路を西に向け、やがて「農学校前駅」に来ます。
ここの宅道は廃線路を利用している話は有名です。

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そこから中央自動車を突抜、居酒屋「ちゃっきり」が有った通りを進んで「大手駅」に辿り着きました。

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その「ちゃっきり」も山下通信工業も無く振興住宅地と化してしまった事はそれが時代だと言っても
寂しさは隠せない。

30号線に面したお宅の片隅にその当時娯楽の殿堂であった映画館のタイル張りが僅かにひっそりと
残っているのが印象的であった。
が、それを知っている人は少ない。

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今回は単に「岡部線」を追ったと同時に藤枝の変容を垣間みて数年後のこの地区がどの様な街角を形成するんだろうと期待と寂しさとが両立して探索を終えました。

数年にも亘って企画・運営して下さった阿形先生 完歩成就 おめでとうございます。
また、それを支え各々の見地で見聞を拡げ探索を単にウォークに終わらせなかったU,I,Oの各氏。
3本の矢の重要性を教えて頂きました。
最後に感謝と今後の期待を願って居ります、
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by micmacbig | 2012-11-11 05:46 | 駿遠線関連 | Comments(5)
Commented by やぶお at 2012-11-12 19:19 x
岡部線探索のレポートを拝見しました。
岡部線の廃止は昭和11年とのこと・・・
ここは駿遠線の中でももっとも忘れられがちな区間ですね。

私などは廃線跡調査に興味を感じるのは、
廃線前にどんな車両が何両編成で走っていて、どんなダイヤだったのだろう・・・
そんなことを頭に描いて廃線跡を歩くことが好きなので、
岡部線については現役時代の写真も少なく、
一番イメージするのが困難な区間だという印象があります。

そんな中を警部を含む、
精鋭のみなさんが再調査され、
城東電軌さんの鋭い視点で廃線跡特定がより正確に行われたことは、
大収穫の一言に尽きると思います。

お写真も拝見しました。
十枚以上のお写真、微に入り細を穿つ、警部の調査方針が伝わってまいりました。
廃線から70年以上の年月が経過しているとはいえ、
鉄ならここに軌道が走っていたという事実がぷんぷん匂ってくるお写真だと思います。
いずれお仲間連名で、
鉄道雑誌(鉄道ピクトリアルがいいなあ)等に調査の成果を発表され、
HPを立ち上げられることを強く期待します。
Commented by pul-4 at 2012-11-12 21:55 x
10日の探索は大変お世話になりました。

ありがとうございました。

阿形先生の著書のあの図面がなければ恐らくここにはいなかったし、先生、Uさん、Iさん、管理人様との出逢いもありませんでした。

一応これで駿遠線探索は終了しますが、他社線や高校の公開講座、また2年後に予定された駿遠線再探索が楽しみです。

またプライベートでもよろしくお願いします。
Commented by BEN-KEI-SHI at 2012-11-13 05:47 x
やぶおさん、過分なるコメントを感謝します。
「安倍鉄道」と兄弟的存在のこの路線です。
的確な資料も少なくよくぞ、広幡の方々が「土地宝典」とをコラボして作成してくれました。
あれが無ければ将に超アナログで突き進まねばならなかったでしょう。

何時の日か再度歩いてみたいと思って居ります。
Commented by BEN-KEI-SHI at 2012-11-13 05:54 x
こちらこそ、大変お世話になりました。
pul-4さんのお陰で処女地でもあった地頭方以西も行けましたし、浜岡から途中入社ですが超難関の砂漠地帯を体験出来ました。
途中入社としては衝撃的なデビューでしたね。

又企画しましょう。奥山線辺りでしょうか・・・
Commented by 上新田 在住 at 2012-11-13 09:53 x
ご無沙汰して居ります。
岡部線ですか、 名前は聞いた事が有りますが行った事は無いですね。
昔、1号線からあの辺かしら?と思った事は有りました。
今度、行ってみたいです。
でも、行けるんでしょうか?
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