この片岡地区は当時大井川の氾濫、湯日川、大窪側に挟まれ豪雨の度に氾濫を繰り返しその道筋は何度となく変更を余儀なくされただろう。
本来なら、高島に上陸してそのまま西進すれば良い物を、何故に小山地区に大きく迂回していたかは当時は辺り一面が低湿地地帯でとても歩くのは不可能な地域であっただろう。
上新田もそうであった様に。
それらを回避する為に遠回りでも安全な道筋を行っていたんだろう。
片岡地区に入った古道はそこから北上して現在の150号線の近くの小原宅から西に折れ曲がり、吉田うなぎを突き抜けて湯日川を渡る。そこは現在の150号線の湯日川橋に手が届く位の距離である。
浅井宅の北側をクランクに何度か折れ曲がり赤堀医院と所に出る。
尚、赤堀宅の前に紺屋川という細い川が有るが、以前ここに紺屋が有った為名付けられたと言う。
そこからなだらかに西南に進み.浅井滝の西側に進む。
ここから更にクランクを重ね島田街道に出て松本印刷から役場方面に進んでいく。